5月、神奈川県で医療通訳派遣事業を行うMICかながわとともに「医療通訳共通基準」の素案づくりを始め、8月に全国11の医療通訳派遣・養成を行う実践団体とともに議論をし、その後、会議の議論をまとめ、一つの「医療通訳共通基準」として出すためにMICかながわとの議論を続け、やっと形になりました。
私たち多文化の中で無意識に共有されていたものを、すべての人に伝えるにはどうしたらいいのか(もちろんその逆もしかりですが)、試行錯誤を続け、始めの素案と比べると非常にシンプルに、幅広く医療通訳に必要な知識・技術・倫理としてまとまったのではないかと思います。
今後この基準は当センターWEB上などでの一般公開、学会発表を行い、みなさまのご意見をいただきながら、よりよいものにしていきたいと考えています。
また、素案策定に向け、実践者の視点から医療通訳とは何か?という(基準)について議論する全国実践者会議と、医療通訳にかかる話題「医療観光」について取り上げた「医療通訳を考えるフォーラム」の内容をまとめた報告書が発売されました!!!
第一部は「第三回医療通訳を考える全国会議の報告」を、第二部では、『医療通訳共通基準」の素案から基準策定までにいたる議論をまとめた「医療通訳共通完成までの道のり、医療通訳共通基準』』が掲載されています!」
発行部数:100部(→残り約50冊です!ご注文はお早めに!!)
発売:2010年12月1日
価格:1200円
記事担当:前田