4月から始まった「外国人ママのための専門医療通訳者派遣サービス(英語)」ですが、現在までに6回のモニター利用がありました。毎回モニターの方にはアンケートをお願いしていますが、利用満足度は毎回100%の評価を頂いております。そのほかの項目でも
自分の言いたいことが相手に伝わっていると感じるか・・・平均88.3%
相手の言っていることをどのくらい理解できているか・・・平均93.3%
と 高い評価を得ています。合わせてコメントも記載してもらったところ(※1)外国人の妊婦さんが本サービス利用前にどう感じていたか、また利用後はどう感じ ているか、より具体的に見えてきました。事前に想定していた診察の場面での利用よりも、病院での入院説明、申請書の手続き、母親学級、ファミリークラス、 役所での手続きなど、診療以外の場面での利用が多いこともわかってきました。
外国人ママからのコメント(※1)
・医師は英語が話せるので診療時は問題ない
・ファミリークラスに参加でき、他のパパやママとコミュニケーションがとれた
・通訳者がいることで言葉の壁がなくなり、言いたいことが言えている、という自信が妊娠中の安心へとつながった
・各場面で自分の状況を把握している通訳者がいることは心強い など
もう少し多くの方々にご利用いただけるように5月末までのモニター募集を6月末までに延長し ました。利用者をご紹介くださった方から、「いろいろなところに問い合わせたが情報がなかった。いろいろ探して、センターのホームページにやっとたどり着 いた」とコメントを頂きました。広報は今まで郵送中心で行っており、なかなか相手の顔が見えず反応がわかりませんでした。そこで本事業について広く知って
いただくために、今回は、保健医療関係者、行政機関、大学、教会、外国人が訪れる店などへ出来る限りパンフレットを手渡しし、直接的な広報活動を行ってお ります。日本初の「外国人ママのための専門医療通訳者派遣サービス」のため、まだまだ周知には時間がかかりますが、今回、関係者と直接話をすることがで
き、現場でどのように対応しているか、どんな点で苦労しているか、どんなことで困っているか、どんなことができたらいいかなど、生の声を聞くことができて います。今後「一緒にサポートしよう」と新たな輪が広がり始めています。
報告:宮地