病院見学に行きました!

精神保健分野医療通訳者養成講座でご協力いただいた京都府立洛南病院へ、多文化通訳派遣事業の通訳者・事務局スタッフで病院見学へ行きました。

 

洛南病院は、京都府下の精神科救急医療システムの基幹病院としての役割を果たしている病院です。実際に病棟を見学し、担当者の方からお話を聞きました。

精神科はちょっと特殊な部分も多いですが、病棟を見学したり、説明を聞いたりする機会はないため、通訳の依頼がきたときに事前に予測がしにくかったり、当日通訳者が状況についていけない、ということも予想されます。

そのため、今回洛南病院へ研修と見学を受け入れていただくよう、お願いしました。

 

参加した通訳者からは、「これから通訳に行く際、実際事前に精神科病棟がどんなところであるか、みているのと、見ていないのでは安心感が大きく違う」といった声が聞かれました。

 

日時:2012年10月30日(火)14:00−16:00

場所:京都府立洛南病院

 


医療通訳派遣実績

9月:1件(スペイン語)

10月:2件(中国語・英語)

11月:0件

12月:0件

1月:1件

 

ご相談の特徴としては、日本に住む外国人の方、医療機関・行政機関から多くいただいています。

 

・医療機関・行政機関からの依頼

多文化通訳派遣事業は、有料の通訳サービスということもあり、団体からの相談や依頼は深刻なケースであることが多いように思います。また、筆談をしたり、 ジェスチャーでコミュニケーションしてみたけれど、やはり伝わらなかったからきてほしい、といったようなケースが多いように思います。

 

・日本に住む外国人の方からの依頼

「ことさぽ」を利用するには利用前に契約書やお支払いについて等、事務手続きが必要です。日本の生活に慣れていなかったり、字が読めなかったり、という理 由からなかなか手続きがスムーズにいかないことも多く、毎回の派遣に手間はかかりますが、個人がある程度支払える金額で通訳を利用できるサービスは少ないため、ほそぼそと続けていきたいと思っています。

 

前田