新たな取り組み! 医療者向けプロジェクト 


従来の医療通訳者対象の医療通訳講座の講師派遣依頼に加えて
昨年度から医療従事者対象の外国人患者対応講座の講師依頼も少しずつでてきています。

 

医療現場では「外国人患者さまへの対応に戸惑った」という医療従事者も多くなっています。
また、自治体によっては、「医療通訳者の育成だけではなく、外国人患者対応についての知識を持った医療従事者の育成も必要」という考え方が出始めています。

 

医療従事者が外国人対応で困ったという問題では、
日本語が通じなったことによる「言語の壁」と
日本語がある程度通じていても文化や価値観、生活習慣の違いが背景が影響して、
お互いに理解し合えないという「文化的な壁」
外国人患者受診時に利用できる多言語資料などの存在を知らない、情報収集方法が分からない
という「知識・情報の壁」があると感じています。


そこで今年度は、医療従事者向けの外国人患者対応講座のプランを企画します。
まずは、外国人患者さまの病院受診で最初に出会う病院受け付けの人(医事課職員)、
外来受診、入院と様々な場面で患者さまと関わる看護師を対象に企画を始めており、
医療従事者が知っていると有益な知識や情報をまとめ、実践的な内容を現在検討しています。


少しでも多くの医療従事者の方が外国人患者の対応に関する知識を持ってもらうことにより、
外国人患者さまが安心して病院を受診できる環境づくりのサポートにつながっていけることを目指します。

(講師派遣事業:高嶋)

 


 

 昨年委託を受けて実施しました、京都大学附属病院 ナースコンセルジュは大変好評をいただき本年度もご依頼をうけることになりました。京都大学附属病院でも専用のページを作って照会されています!(企画担当:重野)


ナースコンシェルジュ