京都市医療通訳派遣事業

事務局から

 

皆様明けましておめでとうございます。早いものですが、昨年お世話になりました。

今年もよろしくお願いいたします。

 

医仁会武田総合病院、京都市立病院、京都桂病院、そして康生会武田病院の四つ病院で医療通訳派遣順調に行いました。特に8月から通訳固定日が週一(金)から週二(火・金)に増加した京都市立病院で、火曜日の予約が少しずつ増えてきています。

また、今年1月から医療通訳研修生2名が入ります。彼らたち今後のご活躍を是非ご期待ください!

今年もよりよい事業を作りますように頑張ります。

 

下記10月~12月京都市4つの病院の通訳派遣実績です。

 

文責:胡

 


医療通訳利用実績

  医仁会 市立 康生会   合計
10月   119   25   2 ( 2)   0   146
11月   96   32   0   0   128
12月   77   28   7(1)   0   112
合計   292   85   9(3)   0   386(3)

・( )内は英語の件数です。


医療通訳の現場力を身につける (京都市医療通訳養成講座)

 医療通訳者として活動するために必要な基礎を学ぶと共に実践力を身につけることを目指した講座です。1日目は医療通訳者として必要な基礎知識や姿勢(通訳倫理)、通訳技術を座学として学び、2日目は表現力、対応力をつけるためにロールプレイ(模擬通訳)を実施しました。

とても軽快なトークで始まった本條先生の「医療通訳技術」の講義、楽しく、笑いあふれる授業でした。楽しく学ぶことこそが上達の「コツ」であることを教えていただきました。楽しいトークショーみたいなひとときでした!(重野)

 

第一講義「さあ医療通訳をはじめよう!・・その前に」 講師:重野亜久里

 


第二講義「通訳技術を学ぶ」
講師:本條勝彦 Ph.D.
理系英語教育・通訳・翻訳・プレゼン指導
大阪府立大学理学部大学院科学英語専門教員
同志社大学大学院・関西大学大学院・大阪大学・神戸市外国語大学非常勤講師

 

第三講義「医療通訳に必要な医療知識」講師:高嶋愛里 

多文化共生センターきょうと 医療通訳コーディネイター 看護師

     
     言語別「通訳ロールプレイ」

二日目の後半は京都市国際交流協会の和風別館で各言語にわかれてロールプレイの講義を行いました。畳の上に座ってまるで寺子屋みたいな感じで午後の講座は始まりました。本来ならちょっと緊張してしまうロールプレイも畳に座って普段より互いの距離がちょっと近くなる和室のためか、緊張しつつも、笑いあり、つっこみありの楽しいロールプレイになりました。参加者の皆さんも真剣に、互いの通訳に耳をかたむけ、講師にも熱心に質問をしていました。和室になれていない方もたくさんいましたが和室での講座をそれなりに楽しみ(ちょっと足がしびれましたが)参加者にはなかなか好評だったように思います。

 

第四講義「外国人医療における異文化コミュニケーション」講師:安藤幸一
大手前大学総合文化学部教授、国際交流センター副センター長

 

第五講義「医療通訳に必要な基礎知識Ⅱ」講師:高嶋愛里

 

第六講義「医療現場において通訳者はどのように振る舞えばいいのか?」

医療通訳倫理 講師:重野亜久里

多文化共生センターきょうと代表 医療通訳コーディネイター


新研修生2名決定! (京都市医療通訳選考会)

受験者は筆記と面接で一次選考を行い。最終選考者は通訳ロールプレイを行いました。

今年はとても優秀な方が多く、審査員も選考に苦労しました。

 

12月16日(日) 午前10時〜午後5時

 

内容 一次テスト 筆記、面接(3グループに分けて実施)

   二次テスト 通訳テスト

 

選考会応募者 14名(受験者 12名)
最終選考者 7名
合格者 2名

合格者2名(岡本、古川)
1月中旬より病院での研修をスタートします。


現任者研修

毎年1回開催している現任者研修を開催します。

医仁会武田総合病院の医療関係者の方にご協力いただき、今年も開催します。

事前に通訳者に、通訳がしにくいところ、研修で取り上げたい内容についてヒアリングを行い、今年のテーマは放射線科、歯科になりました。

 

日時:2月20日 15:00−18:00

場所:医仁会武田総合病院