寄付金募集にトライ!!

 京都府認定公益法人京都地域創造基金が、NPOや市民活動団体の事業を紹介し ながら寄付金募集のお世話をしてくれる活動を始めました。この活動は、NPOや市民活動団体が寄付金をベースに進める事業について創造基金に申請すること によって、基金が所定の審査(寄付金事業として適切かどうか)を行い認定した上で事業単位でその事業に対する寄付金集めのお手伝いをしてくれるものです。
 
 これまで多文化共生センターきょうとが行ってきた各種の事業は、そのほとんど が事業収入(事業への助成金や事業による収益)によって展開、運営されてきました。そのためセンターが行う事業が寄付金ベースで実行するのに果たして適し ているのかどうか、についてはこれまで検討されていませんでした。今回、この基金に応募申請することによって、センターが行う事業が寄付金ベースでやれる ものなのか、の一つの挑戦を行ってみることにしたのです。もともとNPOが行うほとんどの事業は、ボランティアと寄付金に頼るところが大きいのですが、セ ンターにとって経験のないこの挑戦は、今後のセンターの事業開発に当たっての試金石、道標になるかもしれません。
 
 当センターの申請事業は「ことばで支える外国人ママの妊娠・出産」‐コミュニ ティー医療通訳派遣‐というもので、ことばの不自由な外国人ママに有料で産婦人科に特化した専門の通訳を派遣し、公共機関で妊産婦が受けられる医療・福祉 制度の説明や手続、健診等の場面での通訳支援を行うものです。幸い基金の審査には合格し、これから基金の助けを借りながら具体的にパンフレットの配布、メ ディアやイベントを介しての広報、ウェブによる呼びかけなどの活動を展開して参ります。
 
  現在この事業の運営・継続を維持していくために有料という形を取っています が、寄付金の集まり具合によっては利用料金を下げる、或いは経済的に困難な利用者にはできるだけ料金の負担を軽減したり免除するなどの措置を講じたいと 願っています。この地域創造基金を通じてのご寄付に対しては、京都府にお住まいであれば国税(所得税)および地方税(住民税)合わせて、企業・個人を問わ ず通常の寄付による減税の2倍もの控除が得られることになっています。会員の皆様も是非事業の主旨をご理解いただき、知人・ご友人・お付き合いのある企業 などに呼びかけていただいてこの機会に更なる当センターへのご支援をお願いいたします。
 
 ご寄付申し出についての方法や減税の仕方など、詳しいことについては公益法人京都地域創造基金のウェブサイト“http://www.plus-social.com/jigyou_shitei_kifu_ichiran.html”へアクセスいただくか、直接基金へお電話ください。(電話:075-354-8792) 担当者が詳しくご説明申し上げます。







報告:中本