ビデオ電話通訳研修会を開催します!

電話通訳のイメージ
電話通訳のイメージ

医療現場でのことばの問題やサポートへの認識が広まり、ここ数年、多くの自治体、病院、NPOによって医療通訳者の養成や派遣の取り組みも広がっていま す。しかし、同行通訳の場合、通訳者が対応できる範囲や時間は限られており、通訳派遣の仕組みや通訳者がいても、対応できないケースも少なくありません。

 

そのため、これまでにも電話の三者通話を使った通訳の取り組みなどもありましたが、三者通話専用の機材が必要であったり、相手の顔が見えないという不安から、利用件数は伸びませんでした。

 

最近、iPhoneやandroidoなど、スマートフォンで、相手の顔を見ながら通話ができるようになってきています。ビデオ通話専用機材ではなく、だ れでも比較的所有しやすいスマートフォンを使って、電話通訳のサポートができないかと思い、和歌山大学とビデオ電話通訳のための「You tran」というアプリケーションを開発しています。

 

しかし、同行通訳と比べ限られた情報の中で通訳を行わなければいけない電話通訳は、同行通訳とはまた異なるスキルも必要です。そのため、将来的にこのビデオ電話通訳の事業で担い手となる通訳者の研修会を開催します!

 

 

日時:2月3(木)15:00-17:30

会場cocon烏丸 4F シティラボ(烏丸四条)

定員:20名

 

対象言語:英語・中国語

 

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この事業は、場所を選ばずに通訳ができるという電話の特性を生かし、伊賀の伝丸(伊賀)、エスニコ(札幌)という2つのNPOと共に行います。

 

将来的に、ビデオ電話通訳事業として運営する際は、基本的に京都の依頼に対しては多文化共生センターきょうとの認定を受けた通訳者の方に対応いただきますが、対応できない時間や言語は、他の地域の通訳者の方にフォローしていただくなど、地域を越えた通訳のネットワークの構築を目指しています。

 

記事担当:前田