れぽ 京都市医療通訳派遣事業

派遣事務局からの報告

報告:前田華奈 久我口昌子(派遣事務局)

通訳派遣について

この医療通訳派遣事業も7年目に入り、京都市内4病院へ通訳者を派遣していますが、8月31日はこの事業初めて、4つの病院全てで通訳が稼働している日となりました!

中国語の京都桂病院(派遣型病院:予約を受けてその都度通訳者を派遣)、京都市立病院(固定型病院:毎週金曜日に通訳者を派遣)の依頼が依然として増加傾向 にあり、今後も増加が続く場合は、桂病院を固定型に、市立病院を週2回派遣にするなど、対応を考えていかなくては行けないと考えています。

◆通訳者の交流会について
二ヶ月に一度のペースで医療通訳者の交流会を開いています。普段あまり顔を合わすことのない他言語の通訳者や事務局スタッフを交え、意見交換や要望などを伺う機会となっています。
4月から2回実施しています

現場からの報告

報告 高嶋愛里 (医療通訳コーディネイター)

 

研修生も通訳者として現場で活動を始めました。患者さまにも徐々に顔を覚えてもらい、信頼関係も構築できていっています。
1日に複数名の患者さまが通訳利用される時には院内PHSを活用して、診療科看護師さんとの連携を図りながら受診がスムーズに行えるように心がけています。
産休でお休みをしていた通訳スタッフが復帰してくださることになりました。復帰後の数回は研修として現場感覚を取り戻してもらい、その後通訳者として復帰していただくという過程をとるというシステムで通訳者のフォローを行っています。

人材育成担当からの報告

報告:重野亜久里(保健医療事業コーディネイター)

 

今年も恒例の医療通訳養成講座を実施します。昨年度の連続での講座実施予定しています

日程はまだ確定していませんが1月下旬を予定しています。

 

2009年からの講座特徴

これまで多文化共生センターきょうとでは外部の講師を招いての講座開催を実施していましたが、昨年から医療通訳事業で活躍している現場担当者が中心となり、7年に渡る派遣事業で蓄積してきた経験やノウハウを活かした講座を実施しています。現場の視点からのプログラム作成、事業担当者(アドバイザーやコーディネイター、事務局、通訳者が協力し)それぞれが講師となり講座を実施しています。

 

2011年の講座では・・・・・

基礎講座と実践講座の2つの講座の開催を予定しています。

基礎講座はこれから医療通訳者を目指す人向け、実践は基礎講座受講者や現役の通訳者を対象に実践的な内容の講座を開催予定です。

 

今年も新しいプログラムを入れ、より現場力を高める内容にしていきたいと考えています。

 

 

派遣件数 4~8月の合計(5カ月) 748件

中国語

4月:157件 (医:138 市:17 康:2)

5月:143件 (医:128 市:14 桂:1)

6月:165件 (医:141 市:21 桂:2 康:1)

7月:157件 (医:130 市:24 桂:3)

8月:110件 (医:94 市:11 桂:3 康:2)

英語

4月:4件 (市:1 桂:3)

5月:2件 (市:1 桂:1)

6月:4件 (桂:4)

7月:2件 (桂:2)

8月:3件 (市:1 桂:2)

韓国朝鮮語

 

6月:1件 (市:14)

医:医仁会武田総合病院

市:京都市立病院

桂:京都桂病院

康:康生会武田病院