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中国の「一人っ子政策」が相次ぎ更新!


 執筆:胡

 

中国広州市、8月から新「办法」(規則)を施行(2013年07月16日人民網)

8月より広州市、計画生産違反者の子は戸籍に組み入れられず、違反した労働者は解雇に


 「办法」(正式には広州市人口及び計画生育管理办法、省略して「办法」と呼ぶ行政法規)では一人の子ども持つ夫婦(独生子女父母)を奨励する条例が新たに追加された。男性は60歳から、女性は55歳になった翌月から政府はそれぞれ毎月150元(約2200円)の計画生産奨励扶助金が交付される。子の入籍については、広州政府の審査は厳しくなっており、今年8月1日より施行される「広州市人口及び計画生育管理办法」は、2005年2月1日実施された旧「办法」を大幅に改正したもので、「他市の戸籍を持っている者が、違法に出産した場合、出産した両親及び生まれた子どもは広州の戸籍を取得することはできない。」という厳格な規定が加えられ注目を集めている。

詳しい情報

下記URL:http://news.sina.com.cn/c/2013-07-16/064627679229.shtml

計画生育政策

※「一人っ子政策」につきましては、こちらをご参考ください。

「一人っ子政策」とは・・・

 中国の「一人っ子政策」、世界中に知られているではないかと思います。中国大陸以外「一人っ子政策」と呼ばれていますが、実際中国大陸では「一人っ子政策」ではなく、「計画生育」といいます。
 多くの外国人がこの「一人っ子政策」のとおり、一人しか産めないと間違って理解されているようです。「計画生育」とは1960年代末から中国政府が中国人口を抑えるため、漢民族に「晩婚、晩育、少生、優生」主張し、かつ漢民族人口の比例を減らすため、少数民族に生育を奨励する支援する国の政策です。
 この政策では、漢民族既婚夫婦一人子どもしか産めないことを制限し、農民夫婦、少数民族、そして夫婦両方とも一人っ子の場合は、例外規定も定められています。

 「計画生育」の発想は1950年代に提議され、当時は実施までには至りませんでしたが、1960年代の中国の人口急増によって、「計画生育」正式に国の政策となりました。その後、「計画生育」は強化され、1980年には、既婚夫婦は子どもを一人しか産んではいけないという政策、いわゆる「一人っ子政策」が登場しました。2000年、第一代の一人子が結婚適齢期になり、(中国では結婚年齢につ いて制限があります。)子ども2人まで産めるなど「計画生育」はある程度緩くなってきています。2011年には、河南省でも、一人っ子同士の夫婦の場合は、政府の許可があれば、二人子どもを産めることになりました。また中国大陸31省市で同様に一人っ子夫婦が二人子を産めるようになっています。

 

 「計画生育」は中国人口構成、文化に大きく影響を与えて来ました。それのおかげで、漢民族人口増加率も極めて低くなっています。しかし、「計画生育」により、これから深刻な老齢化問題が迫っており、この問題をどうやって対処すべきか大きい社会課題になっています。

 

URL:

http://zh.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%AE%A1%E5%88%92%E7%94%9F%E8%82%B2